無職1周年

新卒で入った会社を辞めてから1年が経った。相変わらずダラダラとフリーターをしている。

他人から、仕事は何をしているの?と聞かれて、今はフリーターであると答えると、ほぼ100%の確率で「何か目指してるの?」「若いんだから何でもできるよ」といった答えが返ってくる。何を根拠にそんなデカい話ができるのだろうか。確かに若くてやる気、そして経験や資格があればなんでもできるかもしれないが、わたしには夢も希望も無ければ資格も経験もない。そろそろ仕事探さないとな、と思い面接に行っても、自分の話をしようとすると喉が詰まったり、声が震えたり、しまいには泣き出す始末である。わたしには人並みのコミュニケーション能力すらない。

HUGっと!プリキュアで、”なんでもできる!なんでもなれる!”と世の中の大きなお友達と幼女たちを励ましたキュアエールさん、わたしのことも助けて欲しい。

 

新卒での就職活動中、わたしは”継続力がある”と思い込んで自己PRなどを考えていた。しかし、今まで長い間続けてきた事は全て、好きでやっていたわけでも、自分のためになっていると感じていたわけでもなく、ただ「死ぬほど嫌なわけでもないし、これといってやめたい理由も無いので、辞めると言い出せずにダラダラ続けていた」というパターンだな、と今になってやっと気付いた。継続力があったり、忍耐力があったりしたわけではなく、わたしは変化を恐れる人間であるというだけだったんだと思う。